ニューロロジカルとは?会社の理念を組み立てる為に必要な3つの意義

「理念経営が企業には必要」とよく言いますが、なぜ理念やビジョンが大切なのでしょうか?

ここでは私がアメリカで講演を聞いたロバート・ディルツ氏によって体系化された階層論理モデルについてお話しします。

人間の「意識(外界をどのように知覚し、情報処理するのか)」を6つのレベルに分けて体系化したものです。

これは全てが相互に結びつき、影響しあいます。

 

そしてこれが経営理念、ビジョンを考えるうえで大きなヒントになります。

人を育てる際や誉める際にも応用できる論理モデルなのでご紹介していきます。

 

高いレベルの変化は、低いレベルにも影響し、変化を及ぼします。また、高いレベルほど抽象的で、潜在意識的であり、

低いレベルほど具体的で、顕在意識的です。

問題として表面化していることの多くは、環境、行動、能力といった、低い顕在意識レベルにあります。

問題を解決する際は、そうした低いレベルを変化させるだけではなく、それより高いレベルも変化させる必要があります。

 

経営で使えるのはこの上のレベルを変えると下のレベルまで一気に会社の環境、行動、能力、価値観、自己認識まで変わることです。

 

潜在意識的(深層的な)レベルから順に、 以下のようにニューロ・ロジカル・レベルには6つのレベルがあります。

(0.スピリチュアル)

1.アイデンティティ(使命)

2.自己認識

3.信念・価値観

4.能力

5.行動

6.環境

 

 

 

「アイデンティティ」は、

自分の使命、地域社会・職場・家族などの中での自分、Being(在り方)を意識するレベル。

 

「自己認識」は、

自分は何者であるか、自分の役割・ミッション、Who?(私は誰?)を意識するレベル。

 

「信念・価値観」は、信念や価値観、信じていること、思い込みなど、

Why?(なぜそれが大切か?)を意識するレベル。

 

「能力」は、

才能、能力、リソースなど、How?(どのように?)を意識するレベル。

 

「行動」は、

行動、振る舞いなど、What?(何を?)を意識するレベル。

 

「環境」は、

周りの環境、見えるもの、聞こえるもの、感じているものなど、

Where?(どこ?)When?(いつ?)を意識するレベル。

 

例えば以前、食品偽装事件が起こりました。産地偽装や食品の食べ残しをほかのお客様に出したなどです。

これは企業のゴール設定を「売上」に持ってきたら起こった事件だと私は考えています。

もし、経営者が「使命」を持っていて「われわれは食事を通してお客様に幸せを感じていただく」と

なっていれば食べ残しを出したでしょうか?

不思議なことに、人は使命や信念を持つと自らの生まれ育った環境や教育(能力)について

すべてが良い解釈に変わります。

「貧乏な家に育ったから今の俺がある!」という感じでしょうか。

一方、使命や信念の無い人は「今の俺が悪いのは生まれ育った環境のせいだ!」

という解釈をしていることが往々にしてあります。

 

会社も同じで上位の概念から発想し理念が浸透されると職場環境も良くなっていき

より良い状態で社員が育つという流れが生まれます。

 

このあたりの原理を脇に置いたまま、一般的には経営や組織の方向性を作ったうえで、

「社会からの信頼を得るために企業理念は必要です」という答えが多いかと思います。

もちろん間違いではありません。

 

これはよく船に例えられるのですが、

船長が行先を決めて指令をしないと乗り組み員たちは、むやみやたらに船をこぎます。

では、行先のわかっていない社員が舵を握っていたらどうでしょうか?

船は更にとんでもない所に行ってしまう、またはどこに行ったらよいかわからず、動けないかも知れません。

おさらいになりますが、

経営理念とは、企業が目指す方向や、企業の存在意義を具現化したものです。

経営理念の意義は主に3点あります。

1.経営の方向性を定める

経営者の中で経営の方向性を定めることが第一の意義です。

何のために企業を経営するのか、自社が目指す方向は何か、自社は何のために存在している会社か。

このようなことを経営理念として明確化しておくことで、判断に迷う時、困難に陥った時に

立ち戻ることができる経営の方向性を定めることができます。

 

2.組織の方向性を定める

経営理念を組織の中に浸透させることによって、経営理念を社員の行動指針として活用することができます。

経営理念が浸透した組織では、経営理念を基軸に、個々の社員が自律的に判断、行動できるようになるので、

強い組織となります。

 

また、経営理念を社内で共有することで、社会に役立つ仕事をしているというアイデンティティが社員の中に生まれ、

環境の変化、行動の変化、能力の向上が期待できます。

 

さらには、社会的に意義深い経営理念は、優秀な人材を惹きつけます。

経営理念を明らかにすることで、誰が見ても共感できる企業の価値観と有用な人材が集まるようになります。

ここに人材戦略の礎があります。

 

3.社外からの信頼を得る

また、経営理念を社外に発信することで、この事業を通じて社会にどんな価値を広め、貢献しようとしているのか

という企業の想いやミッションを伝えることができ、経営理念に共感する顧客からの信頼を得ることができるようになります。

 

以上のように経営理念は、ただ作るだけではありません。

経営の軸として社員の考えたかも変わる経営ツールなのでしっかり活用することが必要です。

そのためには、社員に対し理念をしっかりと説明し理解と共感を深め、行動指針として活用できるように

常に参照できるようにすることが大切なのです。

 

この理念を中心に会社の存在の目的とし、実際の行動の数値化を目標としていくのが

理想的な経営になるのです。

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nakamori

臨床検査技師から、転職すること5回。売れない営業やダメ管理職を経験し、心理学やコーチングスキルなどコミュニケーション術を学び売れない営業から上場企業で全体の25%を一人で売上げるトップ営業に。 会社員時代それぞれの会社の上司に相談事を持ちかけたがいずれも相手にしてもらえず、不満がたまったり、うつ病直前までいった経験から 社員の気持ちを聞き入れる開かれた経営や働きがいを感じる組織づくりのサポートになるよう日夜研究をし、働き方改革のシステムを開発に全力をあげています。スピードコーチング大阪支社長 趣味は魚釣り 自分の力で釣るのが好き  最大は沖縄で25キロのハタを釣り上げました。 最近は新しい働き方改革のシステムを作るのに注力をしています。